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~神への帰依の模様を日常からの問答から導き出します~
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ニュースを見ていたら、こんなことが書いてあった。
少しだけ救われたような気持ちになったのでその記事を掲載します。


田中ウルヴェ京(みやこ)さん
「ソウル五輪(1988年)のシンクロ・デュエットの銅メダリストという過去を引きずることから解き放たれた時に、生きる道が見えてきました」

シンクロ引退後の人生設計が見えないまま、24歳で米に語学留学した。「図書館で手にした心理学の本の一章がその後の人生を決定しました。『人生は、勝つことだけがすべてではない』と当時の私には信じられないことが書かれていましたから」と笑う。

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無意識にわれわれ人間は、特に日本で教育を受けてきて育ってきた人間にとって、「相手を蹴落とし、自分が勝ちあがる」という右肩上がりの図式をインプットされてきたのではないか。
さっき公園を散歩していたが、訳もない不安に襲われた。

不安は存在の不安である。
「このままで勝ち組になれるのか」とか
「やりたいこともできないで生きていくのか」
など言葉にならない複雑な不安だ。
「このままでいいのか」
という問いについては誰もが思い悩むことだ。
当然自分もその強い信仰者の一人だ。
神に願いをかけ、神に祈り、としてきたこともある。

「このままでいい」

そういう心持は誰か教えてくれるだろうか。

誰しもが人と話すときは、教育勅語的な右肩上がりの成長論をベースとした根幹があるため、

「お前そのままでいいと思っているのか。きちんと就職して、きちんとしろよ」

と 親友 は言うかもしれない。果たして親友なのか?

むしろ
「何かしないとならないと思っているみたいだが、何もしなくても良い。そのままでいいのだ」

というのが親友ではないのか。

しかし、どうしてこのような言葉を言うことができない社会になっているのだ。

国の話で恐縮だが、赤字財政を「何とかしなければならない」とハヨシネ保険を導入したり、税金を引き上げようとしたりする。これは日本人の特攻隊的な思考と同じだと思っていいだろう。土壌が同じだから、憲法が変わろうが、土着的性質は変わらない。
他人に土地を騙し取られないように、何とか対策を練らなくてはならない。そういう島国根性が根本にあるものだから、潜在的に「なにかをしなければならない」という気質は拭い去れないのだ。

特攻隊的な思考とは、ギリギリまで節約をして、最後は丸投げするということだ。
やられてまでも、負けが決まってまでもなお「なんとかしないとならない」のであれば、「命を懸ける」のが当然だ。
だから、「一生懸命がんばります」という言葉が普段から使われ、「死ぬ気持ちでやります」というような言葉を死ぬ気もないのに使う羽目になる。

「ギリギリの最後に命をもってしてもやりぬきます」そんなに会社ごとき出使用されている人間が命をかけてなんてつかうものじゃない。

そのままでいいのだ。ハゲができて鬱になって、それでもがんばるなんてできることじゃない。特攻隊の一員にさせられている。

勝つことだけが人生じゃない


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19で双子の片割れとなる。不惑にてまだ迷い、
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